Holcim、欧州初の焼成土による低炭素型セメントを発売

Holcim、欧州初の焼成土による低炭素型セムを発売

2月13日、Holcimは、フランスのサンピエール・ラ・クール工場で欧州初の焼成粘土セメント操業を開始し、標準的なセメント(CEMI)と比較してCO2排出量を50%削減したエコプラネット・グリーンセメントを提供すると発表した。

この先進的な生産ラインは、Holcimの独自技術を用いた世界初のもので、最大で年間50万トンの低炭素セメントを生産する予定である。100%バイオマス由来の代替燃料と廃熱回収システムによる持続可能な操業により、焼成粘土の製造はほぼカーボンフリーで超効率的なものとなっている。

本プロジェクトは、焼成粘土から建設・解体廃棄物まで、幅広い低排出材料で建設を脱炭素化するHolcimの欧州ロードマップの一部である。また、本プロジェクトは、フランスにおける大規模な脱炭素化およびエネルギー効率化の取り組みに投資する「France Relance」スキームの一環として、フランス政府から資金援助を受けている。

【参照ページ】
HOLCIM LAUNCHES EUROPE’S FIRST CALCINED CLAY LOW-CARBON CEMENT OPERATION

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-22

    経済産業省、企業の競争力強化を目指す「ダイバーシティ経営レポート」を発表

    4月7日、経済産業省は「多様性を競争力につなげる企業経営研究会」の議論を基に、企業価値向上につなが…
  2. 2025-4-21

    中国財政部、6億元規模の人民元建てグリーンボンドをロンドン証券取引所に上場

    4月3日、中国財政部(MOF)は、人民元建てグリーンボンド6億元分(満期3年および5年、約118億…
  3. 2025-4-18

    IFRS財団とTNFD、自然関連財務情報開示で正式に協働へ

    4月9日、IFRS財団と自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は、自然資本に関する情報開示…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る