BlackRock・Temasekの脱炭素化ファンド、気候変動対策ソリューションのスタートアップCarbon Directを支援
8月24日、炭素管理プラットフォームのプロバイダーであるCarbon Directは、BlackRockとTemasekのDecarbonization Partners、およびエネルギー移行に特化した投資家であるQuantum Energy Partnersが共同主導する資金調達ラウンドで、6000万ドル(約82億円)の成長資本を調達した。
2019年に設立されたCarbon Directは、企業の気候目標の達成を支援するエンドツーエンドの炭素管理プラットフォームを提供している。同社のサービスとソフトウェアは、質の高い炭素クレジットの創出、サプライチェーンの排出削減、低炭素燃料と材料の調達などのためのプロジェクト評価を提供し、カーボンフットプリント測定ツールの発売も予定している。
Decarbonization Partnersは、BlackRockとTemasekが昨年立ち上げたベンチャーキャピタルとプライベートエクイティのパートナーシップで、2050年までにネット・ゼロ経済への移行を加速させる技術やソリューションを提供する企業に投資している。同パートナーシップが立ち上げる複数のファンドに投資するため、合わせて6億ドル(約820億円)の初期資金を約束し、最初のファンドの資金調達目標額を10億ドル(約1,360億円)に設定した。
【参照ページ】
(原文)BlackRock-Temasek Decarbonization Fund Backs Climate Action Solutions Startup Carbon Direct
(日本語訳)BlackRock・Temasekの脱炭素化ファンド、気候変動対策ソリューションのスタートアップCarbon Directを支援