CarlyleとAlphaStruxure、JFK空港の新ターミナルに大規模な屋上太陽光発電設備を提供

CarlyleとAlphaStruxure、JFK空港の新ターミナルに大規模な屋上太陽光発電設備を提供

1月26日、グローバルな民間資本投資会社CarlyleとSchneider ElectricのジョイントベンチャーであるEnergy as a ServiceソリューションプロバイダーのAlphaStruxureは、ジョンFケネディ国際空港の第1ターミナル(NTO)で統合マイクログリッド基盤を設計・建設・運用する契約を締結したことを発表した。

本プロジェクトでは、13,000枚のパネルを使用した太陽光発電設備が計画されており、利用可能なすべての屋上エリアをカバーすることで、ニューヨーク市および米国の空港ターミナルにおける最大の屋上太陽光発電設備となる。

AlphaStruxureによると、マイクログリッドは、持続可能で回復力があり、地元で発電され、コストが予測可能なエネルギーを提供するだけでなく、系統電源から供給されるエネルギーと比較して温室効果ガスを38%直ちに削減することができるとしている。

240万平方フィートの新しいターミナルは、Ferrovial、Carlyle、JLC Infrastructure、Ullicoを含むパートナーのコンソーシアムであるNTOが、ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PANYNJ)と共同で建設中である。本ターミナルは、2026年に操業を開始し、2030年に完全完成する予定だ。

本ターミナルの11.34MWのマイクログリッドは、7.66MWの屋上太陽光発電と3.68MWの燃料電池に加え、4MW時間の蓄電池を備え、電力網から独立して機能し、停電時にも空港の運用を100%維持することができる。

マイクログリッドには Carlyle が出資し、 Schneider Electric が技術、ソフトウェア、サービスを提供する予定である。

【参照ページ】
(原文)AlphaStruxure to Design, Construct, and Operate JFK’s New Terminal One Microgrid, Creating the Largest Rooftop Terminal Solar Array in the U.S.
(日本語参考訳)CarlyleとAlphaStruxure、JFK空港の新ターミナルに大規模な屋上太陽光発電設備を提供

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