Red Hat、2030年に向けてネット・ゼロ・エミッションを約束

Red Hat、2030年に向けてネット・ゼロ・エミッションを約束

1月18日、エンタープライズ・ソフトウェア・プロバイダーのRed Hatは、2030年までに温室効果ガスの排出をネット・ゼロにするという新たな目標を発表した。新しい目標には、直接的な運用とエネルギー使用のスコープ1および2の排出量に加え、コロケーションデータセンターでの電力消費に関連する間接的なスコープ3の排出量も含まれている。

Red Hatによると本発表は、2019年を基準年とする排出量計算プロファイルを確立するための厳格な演習を経ており、目標は、地球温暖化を産業革命以前のレベルから摂氏1.5度まで抑制するという科学的に整合した道筋に沿っている。

Red Hatは2019年にIBMに買収されたが、同社の新たな目標は、2030年までに温室効果ガス排出量ネット・ゼロを達成するというIBMのコミットメントと一致している。

同社は、2025年までに業務上のGHG排出量を65%削減すること、2025年までに75%、2030年までに90%の再生可能電力を達成すること、2027年までに3分の2のサプライヤーが独自の環境管理システムを構築・維持し、GHG排出量の削減目標を設定することなど、新しい目標達成に向けて進める一連の取り組みと中間目標の概要を説明した。

【参照ページ】
(原文)Red Hat Announces Intent to Reach Net-Zero Operational Greenhouse Gas Emissions by 2030
(日本語参考訳)Red Hat、2030年に向けてネット・ゼロ・エミッションを約束

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る