1月17日、世界的な消費者ブランドおよび工業製品メーカーであるHenkelは、ランドリー製品に使用する最大20万トンの化石由来原料を再生可能な原料に置き換えることについて、Shellと合意したと発表した。
両社は、今回の合意により、最大12万トンの温室効果ガス排出量(GHG)の削減を見込んでいる。
化石燃料は、大手消費財メーカーが洗浄剤、石鹸、洗剤の製造に使用する主要な原料であり、各社が持続可能性の向上に取り組む上で大きな課題となっている。ほとんどの洗浄剤や洗濯剤には化石燃料を原料とする化学物質が含まれており、通常、製品の二酸化炭素排出量の約半分を占めている。
新しい契約により、Shellは、 Henkelのランドリー製品ブランド(Persil、Purexなど)に使用する再生可能な界面活性剤(洗浄剤の泡立ちや汚れを落とすのに役立つ成分)を北米で生産することになった。 Shellは、ルイジアナ州のShell Energy and Chemicals Park NorcoとShell Geismar Chemicalsの施設で界面活性剤を生産する予定である。
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(原文)Henkel signs agreement with Shell on renewable-based ingredients for Persil®, Purex® and all® brands