1月10日、Goldman Sachs Asset Management (GSAM)は、気候・環境ソリューションへの投資に特化した初のダイレクト・プライベート・マーケット戦略「Horizon Environment & Climate Solutions I」の最終クローズで、16億ドル(約2,117億円)以上を調達したと発表した。
GSAMは本ファンドが、持続可能性の主要なトレンドへの投資を目的とした「Horizonファンド」シリーズの第一弾となることを発表した。
Goldman Sachsのサステナブル・インベスティング・グループが運用するこの成長志向のプライベート・マーケット戦略は、クリーンエネルギー、持続可能な輸送、廃棄物と材料、持続可能な食品と農業、生態系サービスといった気候変動に関する5つの主要テーマを対象としている。GSAMは、これらのテーマについて、持続可能性の目標達成を目指す企業が必要とする費用対効果の高いソリューションに対する需要が継続し、成長機会があると判断した分野であると述べている。
Horizon Climateは、EUの持続可能な金融開示規則(Sustainable Finance Disclosure Regulation:SFDR)において、最も厳しい分類である第9条に分類されており、持続可能な投資を目的としていることを表している。
2021年にファンドを立ち上げて以来、GSAMはすでに10億ドル(約1,323億円)近くをコミットし、北米と欧州の12社のポートフォリオ企業に投資している。これまでの投資先には、リチウムイオン電池の製造や持続可能な包装材料、農業用水の効率的利用、商業・工業用建物のエネルギー効率化など、さまざまな市場やソリューションが含まれている。
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(参考記事)Goldman Sachs raises $1.6 billion private capital for climate fund