ALPLAの「Canupak」、炭素排出量を約71%削減

ALPLAの「Canupak」、炭素排出量を約71%削減

12月6日、包装とリサイクルのスペシャリストであるALPLAは、ビューティーケアパッケージ「Canupak」において、炭素排出量を約71%削減する最適なプロトタイプソリューションを開発した。リサイクルHDPE(rHDPE)のみを使用した超軽量パッケージングシステムは、同社の世界的なサステナビリティ戦略を明確に示している。ALPLAは、顧客に排出量削減のさらなる可能性と、将来の開発のための専門知識を提供する。

本パッケージは、EU圏内の自社工場から調達したリサイクルHDPE(rHDPE)のみで作られており、また、再生可能エネルギーのみで生産されている。

カーボンフットプリントは、クライメートパートナーとの協力により算出された。プロダクト・カーボン・フットプリント(PCF)は、廃棄を含む製品のライフサイクル全体におけるすべての排出量から構成されている。パッケージの内容物、小売、使用段階は、パッケージが気候に与える影響に関係しないため、考慮されていない。

現在、気候ニュートラル製品やオフセット証明書に関する明確な基準は存在しないため、ALPLAは自らの影響力の及ぶ範囲での排出量削減に注力している。同社は、製品のさらなる最適化と、リサイクルのための設計に基づく最大限のリサイクル性に注力しており、二酸化炭素排出量の削減に向けて次のステップに進みたいと考えているパートナーを求めているという。

【参照ページ】
(原文)ALPLA’S CANUPAK REDUCES CARBON EMISSIONS BY AROUND 71 PER CENT
(日本語参考訳)ALPLAの「Canupak」、炭素排出量を約71%削減

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る