Brookfield Properties、全米のオフィス・ポートフォリオにゼロ・エミッション電力を導入
6月28日、Brookfield Propertiesは、同社の7000万平方メートルを超える米国最大級のオフィス・ポートフォリオが、2026年までにゼロ・エミッション電力に移行し、ニューヨークとワシントンD.C.の全オフィス物件を含む65%以上のオフィススペースが2024年までにゼロ・エミッション電力に移行すると発表した。
Brookfieldによると、この移行により、同社はゼロ・エミッション電力を使用する米国最大の商業用不動産となる。同社は、ゼロ・エミッション電源からの約60万MWhの電力契約を締結することで、年間26万トン以上のCO2削減に相当する効果が期待できるとしている。
ビルは、世界的な温室効果ガス(GHG)排出の主要な原因であり、また長期的な性質上、最も交換が難しいもののひとつでもある。Brookfieldは、ゼロ・エミッション電力への移行により、同社の米国オフィス・ポートフォリオからの直接排出を約80%削減し、オフィスのテナントが電力消費に伴うスコープ2の炭素排出をなくすことができるようになると期待していると述べた。
Brookfieldは、エネルギー調達計画について、ポートフォリオの電力の49%を水力発電、33%を太陽光発電と風力発電、18%を原子力発電から調達し、85%以上を同社のコミットメントまたはバンドル購入電力契約(PPA)により可能になった新しい発電所から調達すると説明した。
【参照ページ】
(原文)BROOKFIELD PROPERTIES ANNOUNCES ENTIRE U.S. OFFICE PORTFOLIO TO BE POWERED BY ZERO EMISSIONS ELECTRICITY
(日本語参考訳)Brookfield Properties、全米のオフィス・ポートフォリオにゼロ・エミッション電力を導入