Airbusとルノー、電動化に関する研究を推進

 

11月30日、航空宇宙および自動車産業の世界的リーダーであるAirbusとルノー・グループは、両社の電動化ロードマップを加速し、それぞれの製品範囲を向上させることを目的とした研究開発協定に調印した。本パートナーシップは、Airbusが将来のハイブリッド電気航空機に関連する技術を成熟させるのに役立つ。

本パートナーシップの一環として、Airbusとルノー・グループのエンジニアリングチームは、長距離EVの開発における主要な障害の1つであるエネルギー貯蔵技術において協力する予定である。本パートナーシップは、特にエネルギー管理の最適化とバッテリー重量の改善に関する技術を対象とし、現在のセル化学(先進リチウムイオン)から、2030年の時間枠でバッテリーのエネルギー密度を2倍にできる全固体設計に移行するための最適な経路を探る。

また、本パートナーシップでは将来の電池のライフサイクル全体における二酸化炭素排出量を評価しながら、これらの将来の電池設計の産業化に備えるために、生産からリサイクルまでのライフサイクル全体を研究する。

【参照ページ】
(原文)Airbus and Renault Group to advance research on electrification
(日本語参考訳)AirbusとRenaultグループ、電動化に関する研究を推進

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-1

    食品ロスによる経済損失は4兆円 温室効果ガス排出は1050万トンに

    8月、消費者庁が委託した「令和7年度 食品ロスによる経済損失及び温室効果ガス排出量に関する調査報告…
  2. 2025-9-29

    ベイン、「サステナビリティ経営者ガイド2025」公表、AI活用進展も環境負荷に懸念

    9月15日、経営コンサルティング大手ベイン・アンド・カンパニーは最新調査報告書「サステナビリティ経…
  3. TNFD開示を効果的に進めるには:投資家のニーズと開示のポイント

    2025-9-29

    TNFD開示を効果的に進めるには:投資家のニーズと開示のポイント

    TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)に基づく開示は、国際的に重要性を増しており、多くの企…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る