Hy2gen、グリーン水素生産強化を目的に約260億円の調達を発表

 

2月17日、グリーン水素投資プラットフォームの「Hy2gen AG」は、海上・陸上輸送・航空・産業用途のグリーン水素ベース燃料(e-fuels)を製造する施設の建設資金を目的とし、2億ユーロ(約261億円)の調達を発表した。今回の資金調達は、急速に発展しているグリーン水素分野への民間投資としては過去最大となる。

ドイツに本拠を置くHy2genは、2017年に設立され、世界中でグリーン水素と水素ベースのe燃料を製造するためのプラントを開発・融資・建設・運営する。同社の製品は、気候変動に左右されない燃料や産業用ソリューションをサポートする。また、同社は880MWのプラントの建設計画や12GWのプラント開発プロジェクトを進めており、Hy2genは、フランス・ノルウェー・カナダ・ドイツ・米国で建設が進んでいる。

Hy2genによると、建設される施設は海運、陸運、航空、産業用途のグリーン水素ベースの燃料を製造し、これらの分野の脱炭素化に貢献する。

【参照ページ】
(原文)200 MIO. € INVESTMENT IN GREEN HYDROGEN PIONEER HY2GEN AG
(日本語訳)Hy2gen、クリーン燃料の生産能力増強のため約261億円超の調達を発表

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る