11月30日、米国に本拠を置くエネルギー貯蔵開発会社でリチウムイオン電池メーカーのKORE Powerは、アリゾナ州に高密度リチウムイオン電池セルのギガファクトリーを建設するため、1億5000万ドル(約202億円)の投資ラウンドの一部として7500万ドル(約100億円)を調達したことを発表した。
本工場は、自動車メーカーから独立して建設される米国初の工場の1つであり、e-モビリティやエネルギー貯蔵の幅広い顧客に電池を供給する過程で独立性を確保することができると、同社は述べている。
KOREPlexの年間生産能力は、当初6GWhでスタートし、市場の需要拡大に応じて12GWh以上に拡大する予定である。
同社によると、新施設の建設は、エネルギー貯蔵需要の急速な伸びの中で、またバイデン政権が最近可決したインフレ抑制法の下での国産部品要求ルールによって、国産電池の需要がさらに増加すると予想される中で行われる。
KOREPlexは今年中に建設が開始され、2024年末に最初の生産が開始される予定である。
今回の資金調達は、シーメンス・フィナンシャル・サービスが主導し、クアンタ・サービス、モーター・コーポレーション、ハネウェル・ベンチャーズ、トログ・ホーリー・キャピタル、大手電力会社規模のエネルギー貯蔵プロバイダーが参加して行われた。
【参照ページ】
(原文)KORE Power Announces ~$75M First Close of $150M Investment Round with Siemens as Lead Investor and Joined by Quanta Services
(日本語訳)KORE Power、1億5000万ドルの投資ラウンドで7,500万ドルの初回クローズを発表、シーメンスがリードインベスター、クアンタサービスが参加