11月28日、世界的な食品・飲料メーカーであるネスレは「子どもへのマーケティングコミュニケーション」方針に基づき、16歳未満の子どもに対して、砂糖が添加された菓子、アイスクリーム、水性飲料などの製品の広告を今後行わないことを決定した。
2023年7月から全世界で適用され、同社は、「世界中の人々がバランスのとれた食生活を手に入れられるようにするための努力の一環として」、責任あるマーケティングの実践が更新されると述べている。新しい自主規制は、0歳から6歳の子どもを対象とした製品マーケティングコミュニケーションの禁止、13歳未満の子どもに対するビスケット、砂糖、チョコレート菓子、加糖水性飲料製品、アイスクリームのマーケティングの禁止などのネスレの既存のポリシーに追加される。
新規制は、テレビ、ソーシャルメディアやゲームを含むオンラインプラットフォームを含むマーケティングチャンネルに適用される。
また、ネスレは更新されたポリシーの一環として、未成年者のデータを収集せず、18歳以上のソーシャルメディアインフルエンサーとのみ提携することを追加した。
ネスレの新たな取り組みは、世界的な消費者ブランドの同業者であるユニリーバが最近発表した、16歳未満の子どもに対する食品・飲料のマーケティングを停止することに続くものである。
ネスレは新方針を発表した声明の中で、”子どもの健康を支援する同様の施策を打ち出す企業が増えるよう呼びかける “と述べている。
【参照ページ】
(原文)Nestlé strengthens its responsible marketing to children practices
(日本語訳)ネスレ、16歳以下の子供への砂糖入りスナック菓子の広告を廃止