Mondelēz、持続可能なカカオの取り組みへの投資を約1,470億円に拡大

Mondelēz、持続可能なカカオの取り組みへの投資を約1,470億円に拡大

10月25日、食品会社のMondelēz Internationalは、環境と人権に関する体系的な課題に取り組み、カカオ農家の生活を改善することを目的としたグローバルなカカオ持続可能性プログラム「ココアライフ」に、2030年までに6億ドル(約880億円)を追加投資し、同プログラムへの総投資額を10億ドル(約1,470億円)にすることを発表した。

キャドバリーやトブラローネなどのチョコレートブランドを有するMondelēzは、ガーナ、コートジボワール、インドネシア、ドミニカ共和国、インド、ブラジルなどの国からカカオを調達しているが、これらの地域の多くの農家が、気候変動や男女間の不平等、貧困、児童労働などの問題に直面している。

Mondelēzは、これらの体系的な問題に対処するため、2012年にココアライフを立ち上げ、農家の生産性、農家の生計、コミュニティの発展、児童労働や森林破壊への対策などの分野に焦点を当て、農家と協力して取り組んでいる。

2021年、Mondelēzはカカオの75%をココアライフを通じて調達し、本プログラムを通じて20万9000の農家にリーチしている。同社は、2025年までに同プログラムを通じて100%のカカオを調達することを目標に掲げている。

Mondelēzは、今回の投資拡大により、2030年までに約30万戸の農家とプログラムを通じて協力し、子どもの保護制度や質の高い教育へのアクセスを強化し、世界中のココアライフ農場で森林破壊しないことを目指すと述べている。

本プログラムでは、農家の適正価格をサポートする仕組みの構築、女性グループとの協働によるビジネスチャンスの拡大、児童労働監視・是正システムの拡大、教育の質の向上に向けた官民連携、森林減少監視システムの強化、アグロフォレストリーの推進、森林保護の魅力化などの取り組みが示された。

【参考ページ】
(原文)Cadbury-maker Mondelez to invest $600 mln on sustainable cocoa sourcing
(日本語訳)キャドバリー・メーカーのモンデリーズ、持続可能なカカオ調達に6億ドルを投資へ

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る