10月26日、自動車大手GMは、2025年までに米国内の全拠点で使用する電力に十分な再生可能エネルギーを確保するという目標を達成し、自動車OEM業界における最大の再生可能エネルギー調達先としての地位を固めたと発表した。
GMは昨年、2025年までに米国内の全拠点で再生可能エネルギーを100%使用する計画を発表しており、そのわずか数カ月前に設定した2030年目標を5年前倒しで達成したことになる。2030年目標は、2040年までにカーボンニュートラルを達成する目標や、2035年までに新車の小型車からテールパイプ排出をゼロにする目標など、一連のサステナビリティに関する公約と同時に発表されたものである。
新しい契約の完了により、GMの再生可能エネルギーのポートフォリオは、10州にわたる16の再生可能エネルギープラントからの調達契約が含まれるようになった。同社は、2017年以降、ポートフォリオからすでに7500万ドル(約110億円)に上るプラスのキャッシュフローを実現しており、今後も継続する見込みであると述べている。
同社は、再生可能エネルギー戦略の主要な柱について、再生可能エネルギーの調達に加えて、エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーを中長期的に貯蔵する技術の構築による間欠性対策、カーボンフリーでレジリエントな電力システムを支援する政策の提唱などの取り組みを紹介した。
【参照ページ】
(原文)GM Secures All Energy Needed to Achieve Renewable Energy Goal 25 Years Ahead of Initial Target