TotalEnergies、世界初の国境を越えたCO2輸送・貯留に関する商業契約を締結

8月29日、TotalEnergiesは、オランダのアンモニア・肥料工場であるYara Sluiskilから回収したCO2を輸送・貯蔵する商業契約をNorthern LightsとYaraの間で締結したことを発表した。

2025年初頭から、年間80万トンのCO2をオランダで回収・圧縮・液化し、ノルウェーのオイガルデン沖の海底下約2,600メートルの地層に恒久的に貯蔵するため、Northern Lightsのサイトに輸送される予定だ。

本件のような合意は世界初であり、欧州の重工業の脱炭素化において大きなマイルストーンとなり、サービスとしての国際的なCO2輸送・貯蔵への道を開くものだ。また、脱炭素化戦略の一環としてNorthern Lightsソリューションの活用を検討している欧州の産業界にとって、新たなスタンダードとなるものである。

【参照ページ】
(原文)Norway: Northern Lights Project Signs World’s First Commercial Agreement on Cross-Border CO2 Transport and Storage
(日本語訳)TotalEnergies、世界初の国境を越えたCO2輸送・貯留に関する商業契約を締結

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る