SchrodersとConservation International、共同で自然資本インパクト投資マネージャーを設立

7月25日、世界的な投資運用会社であるSchrodersと自然保護団体Conservation Internationalは、東南アジアの自然気候ソリューションへの投資促進を目的とした新たなパートナーシップを結び、シンガポールに自然資本インパクト投資マネージャー「Akaria Natural Capital」の設立を発表した。

Conservation Internationalによると、自然気候ソリューションは、大気中の炭素を吸収・貯蔵する能力を維持しながら、生態系の保全、回復、利用または管理を改善するもので、気候危機への対処に必要な行動の30%以上を占める可能性があるという。

Akariaは、東南アジアの自然気候変動対策プロジェクトに投資する一連のファンドを運営する予定だ。15から20の質の高いプロジェクトに対して資本を投下し、環境面でのプラスの利益と同時に長期的なリターンを実現し、地域社会へのプラスの影響も目標としている。 

さらに、自然資本投資市場の発展を支援し、自然への資本配分のあり方に関する理解を深めることにも貢献することを目指している。

【参照ページ】
(原文)Schroders and Conservation International to accelerate global investment in natural climate solutions
(日本語訳)SchrodersとConservation International、共同で自然資本インパクト投資マネージャーを設立

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る