7月13日、BASFは、最も複雑な廃プラスチックの熱分解フィードを浄化するための先進的な高性能製品の新ラインアップ、PuriCycleを発表した。
PuriCycleのポートフォリオには、熱分解油中のさまざまな不純物を選択的に除去または変換し、循環型プラスチックストリームの下流処理を可能にするために開発された新規触媒と吸着剤が含まれている。
PuriCycleは、プラスチック廃棄物のケミカルリサイクルから得られる二次原料である熱分解油を精製し、バリューチェーンの最初の段階で新しいプラスチックの生産工程に投入する。廃プラスチックから得られる熱分解油の精製は、プラスチックのケミカルリサイクルの中でも最も難しい技術課題である。ハロゲン、窒素、酸素、硫黄化合物などの不純物や、ジエンなどの高濃度の反応性成分は、下流での使用を複雑にし、新素材の生産における熱分解油のさらなる処理に厳しい制限を課している。PuriCycleはプラスチックの循環型経済の構築に大きく貢献する。
プラスチック廃棄物は、環境だけでなく、化石原料への依存度を低減した持続可能なバリューチェーンの探求が再開された化学業界にとっても根本的な問題である。BASFは、プラスチック廃棄物の課題を解決するためのソリューションに貢献することを約束する。
【参照ページ】
(原文)BASF introduces PuriCycle® portfolio of catalysts and adsorbents to enable plastics recycling
(日本語訳)BASF、プラスチックのリサイクルを可能にするPuriCycleを発表