WEF、「Global Gender Gap Report 2022」を発表

7月13日、世界経済フォーラム(WEF)は各国のジェンダーギャップ(男女格差)を分析した報告書「Global Gender Gap Report 2022」を発表した。146カ国のうち、日本は116位(スコア : 0.650)で、G7とアジア・太平洋地域のうち最下位だった。

Gender Gap Indexは、4つの主要な次元(経済的参加と機会、教育達成、健康と生存、政治的エンパワーメント)におけるジェンダー平等の現状と発展をベンチマークしている。2006年の開始以来、格差の解消に向けた進捗を長期にわたって追跡している最も長い歴史を持つ指標である。

Gender Gap Index は10から100のスケールでスコアを測定する。スコアは、平等への距離として解釈することができる。各国間の比較は、ジェンダーギャップを解消するための最も効果的な政策の特定を支援することを目的としている。

上位10ヵ国の順位とスコアは以下の通りである。

1.アイスランド 0.908
2.フィンランド 0.860
3.ノルウェー 0.841
4.ニュージーランド 0.841
5.スウェーデン 0.822
6.ルワンダ 0.811
7.ニカラグア 0.810
8.ナミビア 0.807
9.アイルランド 0.804
10.ドイツ 0.801

【参照ページ】
Global Gender Gap Report 2022

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