DWS、ネット・ゼロ・パスウェイに沿った米国株式へのエクスポージャーを提供するETFを開始
6月28日、ドイツ銀行の投資部門であるDWSは、2050年までにネット・ゼロを達成するという世界的な気候変動に関する目標に沿った米国株式へのエクスポージャーを投資家に提供することを目的とした新しいファンドの立ち上げを発表した。
新ファンド「エクストラッカーズ・ネットゼロ・パスウェイ・パリ・アラインド 米国株式ETF(USNZ)」は、インデックスプロバイダーのソラティブが開発し、DWSが関与するソラティブISS ESG 米国ネットゼロ・パスウェイ・エンハンスト・インデックスに連動するファンドである。この指数は、米国の大型・中型株386銘柄で構成されるParis Aligned Benchmark(PAB)である。
PABと表示される指数は、パリ協定の長期気候目標に合致する結果となる資産選択の基準を満たす必要がある。基準には、温室効果ガス(GHG)排出強度を市場指数と比較して最低でも50%削減し、年間のGHG排出強度を7%以上削減することなどが含まれている。
PABの要件に加え、このインデックスは、気候変動に関する機関投資家グループが発表した提言や、ネット・ゼロ投資フレームワークに準拠することも目指している。
【参照ページ】
(原文)New Xtrackers ETF puts U.S. equity investors on the net zero ‘pathway’