Morningstar Sustainalytics、プロパティレベルの気候リスクデータを提供するAquantixを買収

6月29日、ESG格付、データ、リサーチプロバイダーのMorningstar Sustainalyticsは、モントリオールを拠点とするプロパティレベルの気候リスクデータプロバイダーであるAquantixの買収を発表した。

2017年に設立されたAquantixは、不動産および住宅ローン業界向けにプロパティレベルの気候リスクデータサービスを提供しており、AIを搭載したモデルを使って、不動産、企業、インフラに対する気候変動の影響を資産レベルで予測している。

Morningstar Sustainalyticsによると、不動産投資家、銀行、貸し手の間で気候関連データへの需要が高まっており、 Aquantixの技術と専門知識が加わることで、これらの主要ステークホルダーが世界の不動産分野における気候関連リスクを評価できるようになる。

さらに、レジストリ・ソリューション企業であるTeranetとAquantixの戦略的パートナーシップによるメリットも得られる。Morningstar Sustainalyticsは、Teranetとの提携により、不動産、銀行、融資、保険などの意思決定者に不動産気候データソリューションを提供すると期待されている。

【参照ページ】
(原文)Morningstar Sustainalytics Acquires Property-Level Climate Risk Data Provider Aquantix
(日本語訳)Sustainalytics、プロパティレベルの気候リスクデータを提供するAquantixを買収

関連記事

“CSAのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-13

    IFRS財団、新ガイドを発表 気候関連情報の開示を支援

    1月30日、IFRS財団は「IFRS S2に基づく気候関連開示のためのIFRS S1適用ガイド」を…
  2. 2025-2-13

    米国関税措置に対応 日本企業向け相談窓口を開設

    2月2日、日本貿易振興機構(ジェトロ)と経済産業省は、米国の新たな関税措置に対応するため「米国関税…
  3. CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2025-2-12

    CSDDDの実践ガイド:ステップを進めるためのヒント集

    2024年7月25日、EUにおいてコーポレート・サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDD…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る