BNPパリバとFINTECHMATTERS、企業のSDGs収益アライメントを測定するソリューションを提供

6月9日、BNPパリバ・アセット・マネジメント(BNPP AM)とサステナビリティに特化したFINTECHMATTERS(フィンテック・マター)は、投資家が企業の収益と国連の持続可能な開発目標(SDGs)の整合性を分析できるようにするための新しいデータソリューション「SDG Fundamentals」を開始した。

SDGsの達成には巨額の資金が必要であり、大きな投資機会を生み出す。しかし、BNPP AMによると、SDGsに沿った企業への現在の投資と、2030年の目標達成に必要な投資との間には、資金ギャップが残っている。

本ソリューションは、企業の収益源が特定のSDGsやターゲット、複数のSGDsとどの程度整合しているかを評価するフレームワークを投資家に提供し、資金ギャップの解消を支援する。本ソリューションは、独自のSDGs分類法に基づいており、5万社以上の発行体をカバーしている。

BNPP AMによると、 SDG Fundamentals は、投資家のサステナビリティ分析のアプローチを強化し、意思決定に必要なテーマ別の逆風や追い風を特定する。また、SFDRの規制対応、スチュワードシップや除外の取り組み、さらにはポートフォリオの構築や報告も支援できる。

【参照ページ】
(原文)Matter Partners With BNP Paribas Asset Management To Launch ‘SDG Fundamentals’ Revenue Alignment Data Solution

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る