6月8日、グローバルな資金運用会社であるパトナム・インベストメンツは、2つの定量的株式戦略と3つの債券戦略を含む、5つの新しいESGに焦点を当てたアクティブETFを立ち上げると発表した。株式ETFは、パトナムの関連会社であるパナゴラ・アセット・マネジメントがサブアドバイザーを務める予定だ。

本発表は、パトナムが昨年発表した初のアクティブETFや、最近発表したリタイアメント市場向けのESGに特化したシリーズなど、ESG投資に関する一連の取り組みを継続的に行っていることを示すもので、パトナムは、ESGに特化したETFの開発を進めている。

新しい債券戦略であるパトナムESGコア債券ETF、パトナムESGハイイールドETF、パトナムESGウルトラショートETFは、主に投資適格債券、主に投資適格未満の債券、短期間、投資適格マネーマーケットおよびその他の債券からなる債券にそれぞれ投資し、それぞれ関連するESG基準またはプラスのESG指標を満たす企業または発行体に焦点を当てる。

株式戦略では、米国以外の企業に焦点を当てた「パトナム・パナゴラESG国際株式ETF」と「パトナム・パナゴラESG新興市場株式ETF」が、いずれもポジティブなESG指標を示す企業に焦点を当て、長期的な資本増価を目指す。

昨年発売したESG ETFとともに、この新しい戦略は、ESGに焦点を当てたターゲット・デート・シリーズであるパトナム・サステナブル・リタイヤメント・ファンドの基礎投資コンポーネントとして機能する予定だ。

【参照ページ】
(原文)Putnam Investments to Launch Fixed Income and Quantitative Equity ESG Investment Strategies
(日本語訳)PutnamがESG債券・株式戦略を提供開始

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る