Bloomberg、パリ協定に基づく一連のベンチマーク・インデックスを発表

6月1日、ビジネスおよび金融市場情報サービスプロバイダーのBloomberg(以下、ブルームバーグ)は、ブルームバーグ気候インデックス・ファミリーに一連の新インデックスを導入すると発表した。

本インデックスには、幅広い時価総額、地域、企業、ソブリンカテゴリーにまたがる7つの株式インデックスと12の債券インデックスが含まれている。

EUの規則により、パリ協定ベンチマーク(PAB)と表示される指数は、パリ協定の長期気候目標に合致するような資産選択基準を満たす必要がある。基準には、温室効果ガス(以下、GHG)排出強度を市場指数と比較して最低50%削減し、年間GHG排出強度を最低7%削減することなどが含まれる。

ブルームバーグのPABサービスは、5万社以上の企業に関するGHG排出量データ(企業報告データおよび排出量を報告していない企業の推定値を含む)に裏打ちされている。ブルームバーグのGHG排出量推定モデルでは、各推定値のデータの品質と利用可能性を示す推定値の分布と信頼度スコアを提供する。

同社は、ブルームバーグ気候インデックス・ファミリーは、ベンチマーク、資産配分、商品作成の目的で利用でき、インデックスは、流動性要件、脱炭素化の軌道、追加のESG除外など、個々の投資家のニーズに合わせてカスタマイズできるとしている。

【参照ページ】
(原文)Bloomberg Launches New Indices in Climate Index Family
(日本語訳)ブルームバーグ、気候指数ファミリーの新指数を発表

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る