コカ・コーラ、主要飲料ブランドを100%再生ペットボトル化

コカ・コーラ、主要飲料ブランドを100%再生ペットボトル化

5月10日、食品大手コカ・コーラのニュージーランド法人コカ・コーラ・オセアニアと、欧米・アジア飲料大手コカ・コーラ・ヨーロッパパシフィック・パートナーズ(CCEP)フィジー法人は、ボトル内の再生プラスチック量を増加させる新たなステップを発表した。

各社は共同で、1リットル以下のプラスチック製ペットボトルに再生プラスチックを100%使用する。対象ブランドは、コカ・コーラ、スプライト、ファンタ、POWERADE、ミニッツメイド、シュウェップスである。これにより、フィジーの飲料ブランドの半分以上が100%再生プラスチック製になった。

CCEPフィジーは、1999年からフィジーウォーターとMotibhaiの協力のもと、ミッション・パシフィックのペットボトル・缶回収スキームを運営している。回収業者は、フィジー全土の3カ所でペットボトルと缶を回収し、回収代金を支払う。

また、コカ・コーラは2021年、オーストラリア・ニュージーランド・パシフィック・プラスチック協定の創設署名者にもなっている。

【参照ページ】
(原文)Coca-Cola Oceania and Coca-Cola Europacific Partners Fiji announce major commitment to step up use of recycled plastic
(日本語訳)コカ・コーラ・オセアニアとコカ・コーラ・ヨーロッパパシフィック・パートナーズ フィジーが再生プラスチックの使用拡大に向けた大きな取り組みを発表

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る