Kraft Heinz、ケチャップ用紙製ボトルを開発

5月10日、アメリカの食品メーカーであるKraft Heinzは、持続可能な包装と気候に関する目標を推進するため、同社の象徴であるHeinz・ケチャップボトルの紙製バージョンの開発計画を発表した。

今回新しく開発される、紙ベースの再生可能かつリサイクル可能なボトルは、持続可能な方法で調達された木材パルプを100%使用しており、同社は持続可能な包装技術会社Pulpexと共同で開発を進めている。

新しい協力関係のもと、HeinzとPulpexは、本技術が Heinzトマトケチャップやその他のパッケージング形態にどのように使用できるかをテストするための試作品を開発し、消費者によるテストとボトルの市場投入の前に試作品の性能を評価することにしている。

両社によると、紙製ボトルのCO2排出量は、ガラス製やプラスチック製のボトルよりも大幅に少なく、紙ゴミの回収・処理過程でリサイクルすることが可能である。これらの特性は、2025年までにすべてのパッケージをリサイクル、再利用、または堆肥化可能にすること、および2050年までに温室効果ガス排出を完全にゼロにするという目標を含む、Kraft Heinzのサステナビリティ目標に貢献する。

【参照ページ】
(原文)Kraft Heinz Explores the Ketchup Bottle of Tomorrow
(日本語訳) Heinz 、ケチャップ用紙製ボトルを開発

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【PR】10/28   サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    2025-10-14

    【PR】10/28 サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    ISS ESG評価の視点と実務対応の最前線 ISSコーポレート・ソリューションズ(I…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る