Kraft Heinz、ケチャップ用紙製ボトルを開発

5月10日、アメリカの食品メーカーであるKraft Heinzは、持続可能な包装と気候に関する目標を推進するため、同社の象徴であるHeinz・ケチャップボトルの紙製バージョンの開発計画を発表した。

今回新しく開発される、紙ベースの再生可能かつリサイクル可能なボトルは、持続可能な方法で調達された木材パルプを100%使用しており、同社は持続可能な包装技術会社Pulpexと共同で開発を進めている。

新しい協力関係のもと、HeinzとPulpexは、本技術が Heinzトマトケチャップやその他のパッケージング形態にどのように使用できるかをテストするための試作品を開発し、消費者によるテストとボトルの市場投入の前に試作品の性能を評価することにしている。

両社によると、紙製ボトルのCO2排出量は、ガラス製やプラスチック製のボトルよりも大幅に少なく、紙ゴミの回収・処理過程でリサイクルすることが可能である。これらの特性は、2025年までにすべてのパッケージをリサイクル、再利用、または堆肥化可能にすること、および2050年までに温室効果ガス排出を完全にゼロにするという目標を含む、Kraft Heinzのサステナビリティ目標に貢献する。

【参照ページ】
(原文)Kraft Heinz Explores the Ketchup Bottle of Tomorrow
(日本語訳) Heinz 、ケチャップ用紙製ボトルを開発

関連記事

ESG開示に関する上場企業100社比較データへのリンク

ピックアップ記事

  1. 2023-6-5

    人権デューデリジェンスとは何をすればよいか。海外事例から学ぶ。

    人権デューデリジェンスとは、事業活動の中で人権を侵害するような行為がないか調査して対応することであ…
  2. 世界の太陽光発電への投資額、史上初めて石油を上回る:IEA

    2023-6-2

    世界の太陽光発電への投資額、史上初めて石油を上回る:IEA

    5月25日、国際エネルギー機関(IEA)は、報告書「世界エネルギー投資2023」を発表した。クリー…
  3. 2023-6-2

    ICMA、LuxSEと共にESG債データベース公開

    5月17日、国際資本市場協会(ICMA)とルクセンブルク証券取引所(LuxSE)は、ICMAのサス…

記事ランキング

  1. 2021/6/4

    ESG Journalとは?
過去の記事
ページ上部へ戻る