ユニリーバ、アクサ、ティケハウが約400億円を投じ、農業特化のインパクトファンド設立

ユニリーバ、アクサ、ティケハウが約400億円を投じて農業に特化したインパクトファンドを立ち上げ

5月11日、世界的な消費者ブランド企業であるユニリーバ、保険会社のアクサ、オルタナティブ資産運用会社のティケハウ・キャピタルは、再生農業への移行に焦点を当て、気候変動、生物多様性、水の保全、持続可能な食料調達と供給などの主要な環境・社会問題に対処する、新しいプライベートエクイティ・インパクトファンドの設立計画を発表した。

本インパクトファンドは、他の投資家にも開放され、10億ユーロ(約1,300億円)を目標としている。

農業、土地利用、森林破壊は、世界の温室効果ガス排出と生物多様性損失の主な原因となっている。本ファンドの目的は、再生可能な農法を推進することであり、生物多様性の強化・水資源の保全・土壌の健全性の保護・再生可能な原材料の供給・再生農業への移行を加速させる技術的ソリューションなどの主要分野に焦点を当てる。

本ファンドは、現在、気候変動対策に焦点を当てた約20億ユーロ(約2,600億円)の運用資産を持つティケハウが管理している。

【参照ページ】
(原文)Regenerative agriculture transition to be accelerated through new impact fund
(日本語訳)新しいインパクトファンド、再生可能農業への移行を加速

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-6-16

    機関投資家のESG投資への意欲揺るがず―BNPパリバ調査

    5月、BNPパリバの証券サービス部門は世界の機関投資家を対象としたESG(環境・社会・ガバナンス)…
  2. 2025-6-13

    CSRD改革案に欧州企業が懸念 調査で現場の支持と課題が明らかに

    5月、欧州のNGOであるWeAreEuropeは、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)について…
  3. 2025-6-12

    環境省、中小企業の脱炭素化支援へ新指針 – 地域ぐるみで推進

    5月19日、環境省は中小企業の脱炭素経営を推進するための「地域ぐるみでの支援体制構築ガイドブック(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る