Moody’s、ポートフォリオ・マネージャー向けの新たなESGプラットフォームを発表

4月26日、ムーディーズのESGソリューションは、ポートフォリオ・マネージャーがポートフォリオの分析、対象企業の選別、リスクの管理と軽減、ESGリサーチの実施、報告義務の達成のために、公開・非公開企業の気候変動とESGに関するデータと洞察の提供を目的とした新しいプラットフォーム「ムーディーズのESG360™」を発表した。

今回の新プラットフォームは、世界の大企業1万社を対象にしたムーディーズの物理的・移行的気候リスクデータセットへのアクセスを提供するもので、特定の物理的リスクハザードに対する企業のエクスポージャー、カーボンフットプリント、温度アライメント、ブラウンシェアとグリーンシェアデータ、論争に関するデータなどの情報を含んでいる。

ムーディーズのESG360™の主な機能としては、ムーディーズのESGユニバース全体にわたる企業の検索、ポートフォリオと企業レベルでのスクリーニングと分析のためのポートフォリオのアップロード、テーマ、セクター、地域にわたるESGリーダーおよびラガードの特定、企業の指標、スコア、論争のリアルタイム分析の実行、レポート用のデータおよびチャートの出力が挙げられる。また、本プラットフォームでは、データポイントに明確なラベルを付けることで、ユーザーはデータの出所を追跡し、業界標準との関連性を理解することができる。

また、ムーディーズは、新たな企業向けエンゲージメント・プラットフォームであるムーディーズESG360™コネクトを立ち上げ、企業がサステナビリティ開示に関してムーディーズと連携し、ESGデータの正確な表示を確保できるようにすると発表した。

【参照ページ】 
(原文)Moody’s ESG360Clarity at your fingertips
(日本語訳)ムーディーズESG360 あなたの指先での明瞭さ

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