AlphabetやMetaなど大手ハイテク企業、マッキンゼーと協力し、炭素除去イニシアティブを開始

Stripe、Alphabet、McKinsey、Shopify、Metaが、炭素除去市場の拡大に向けた9億2,500万ドルのイニシアティブを開始

4月13日、大手ハイテク企業のStripe、Alphabet、Shopify、Metaと世界的な経営コンサルティング会社のMcKinseyは、炭素除去ソリューションと技術開発の加速を目的とした新しい先進市場コミットメントイニシアチブ、フロンティアの立ち上げを発表。パートナーは、本イニシアチブを開始するために9億2,500万ドル(約1,160億円)の拠出を発表した。

本イニシアティブは、研究者、起業家、投資家を支援し、大規模な炭素除去ソリューションの開発を可能にする。フロンティアのパートナーは、2030年までに9億2500万ドル(約1,160億円)の永久炭素除去の購入を約束し、炭素除去の最新技術の規模拡大を支援する。フロンティアは、各社の年間最大購入額を決定し、その需要を集約して購入を支援する。

また、フロンティアは、炭素除去のためのデマンドプールを設定するほか、サプライヤーの審査も行う。本イニシアティブでは、大量かつ低コストが期待できる恒久的な炭素除去ソリューションに焦点を当てる予定。フロンティアは、1,000年以上にわたって炭素を貯蔵し、耕作地の制約を受けない炭素吸収源を活用し、規模に応じて1トン当たり100ドル(約12000円)未満のコストを実現し、最終的に年間0.5ギガトン以上の除去を可能にするソリューションを、具体的な基準として挙げている。

【参照ページ】
(原文)Accelerating the Development of Carbon Removal Technologies
(日本語訳)炭素除去技術の開発を加速

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る