デロイト、サステナビリティ・気候変動サービスへの約1,200億円の投資を発表

デロイト、サステナビリティ&クライメートプラクティスに約1,200億円を投資

4月13日、デロイトは、クライアントのサステナビリティ関連のニーズの高まりに対応するために、サステナビリティ&クライメート事業への約1,200億円の投資を発表した。

今回の投資により、デロイトはクライアントの戦略の再設定、サステナビリティ事業への組み込み、税務・開示・規制要件への対応、組織やバリューチェーン変革の加速を支援する。アドバイザリーなどの各サービスにまたがり、サステナビリティに関する世界最大級のネットワーク構築を目指す。

デロイトのイニシアティブは、同社のクライアント関連サービス、データ駆動型リサーチ、資産・能力への投資を対象とする。また、昨年発表した、34万5,000人の全専門家およびクライアントやサプライヤーに気候に関するトレーニングを提供する戦略も含む。

本投資と同時に、持続可能な発展のためのデロイト・センター(DCSP)の立ち上げも発表した。本センターは、学術・政策・ビジネス・政府の主要組織と協力し、サステナビリティに焦点を当てた思想的リーダーシップ、データに基づく分析、説明責任に伴う報告を行う。

デロイトはまた、ジェニファー・スタインマンを新たに創設されたグローバル・サステナビリティ&クライメート・リーダー(Global Sustainability & Climate Leader)に任命したと発表した。スタインマンは、デロイトに25年以上勤務し、セールスフォースのチーフコマーシャルオフィサー、デロイト米国法人のチーフタレントオフィサー、副CEOなどの上級職を歴任。また、デロイト米国法人の戦略、イノベーション、テクノロジーを統括するチーフ・トランスフォーメーション・オフィサーも務めている。

【参照ページ】
(原文)Deloitte announces $1 billion investment in global Sustainability & Climate practice
(日本語訳)デロイト、世界の持続可能性と気候変動への取り組みに10億ドルの投資を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る