ICEとダン&ブラッドストリート、世界最大規模の気候データ提供へ

10月24日 、インターコンチネンタルエクスチェンジ(ICE)とダン&ブラッドストリート(DNB)は、気候リスクデータを提供する新サービスの開始を発表した。このサービスは、Scope 1、2、3の温室効果ガスデータや物理的リスクデータを含み、数千万の公私企業に関するデータを提供するもので、市場で最も広範な気候およびESGデータの提供が期待される。

このサービスは、DNBのビジネスインテリジェンスとICEの地理空間気候データが統合され、投資家や規制当局向けの包括的な気候データを提供する。DNBのDUNSナンバーを利用し、企業データベースやサプライチェーン情報を活用している点が特徴だ。

この新しいデータソリューションは、物理的および移行リスクの評価を支援する「ICE Climate」の一部として提供され、投資コミュニティやビジネスのESGデータ需要に応えるものとなる。

【参照ページ】
(原文)ICE and Dun & Bradstreet to Launch Climate Data and Analytics for Broad Universe of Public and Private Companies

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…
  3. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る