3月22日、ISSの責任投資部門であるISS ESGは、投資家がポートフォリオにおける淡水関連リスクを特定・管理し、淡水に焦点を当てたポートフォリオや投資商品を構築し、水関連のスチュワードシップやエンゲージメントプログラムを実施できるようにすることを目的として、ISS ESG Water Risk Ratingを開始したと発表した。
新しい水のリスク評価システムは、淡水関連リスクへのエクスポージャーを判断するために、企業ごとに11の異なるデータポイントを評価し、これらのリスクに対する企業の管理状況を集約したスコアを提供するものである。
本ツールの採点方法は、業種・事業所の所在地・サプライチェーンのリスクに基づいて個々のリスクを探るWater Risk Exposure Classification(WREC)と、バリューチェーンにおける企業のリスク管理の実践や論争の可能性を考慮したWater Risk Management Performance Score(WRMPS)に基づいて企業を評価する。
本評価システムは、開始時に世界の約 7,400 社をカバーする予定である。ISS ESGによると、格付けされた企業の62%が、淡水関連のリスクが高い(18%)または中程度(44%)と評価されている。
【参照ページ】
(原文)ISS ESG Launches Water Risk Rating on World Water Day
(日本語訳)ISS ESG、新しい水のリスク評価システムを開始