3月14日、アメリカの大手自動車メーカーFordは、欧州市場向けの電気自動車(EV)とコネクテッドカーの設計、生産、販売に特化した新しいグローバルビジネスユニット「フォードモデルe」を軸に、2026年に欧州でのEV年間販売台数を60万台以上とする計画を発表した。
Fordは2024年までに乗用車を3車種、商用車を4車種欧州に投入する予定だ。乗用車は、2023年からドイツ・ケルンにあるFordの拠点で中型クロスオーバーEVを生産する予定だ。ケルンでは、2024年に2車種目としてスポーツタイプのクロスオーバーEVの生産を始める。また、欧州で人気がある「Ford Puma」のEVモデルを、ルーマニアのクラヨーヴァ工場で生産する予定だ。
また、Fordは3月14日、韓国のバッテリーメーカーであるSK On Co.,Ltd(SKオン)およびトルコのコングロマリットであるKoc Holding(コチ・ホールディング)と、トルコに欧州最大級の商用車用バッテリー生産拠点を建設する非拘束的合意に達したことも発表した。