Iberdrola、1,280億円超のグリーンボンド発行を完了

 

3月9日、Iberdrolaは新たに10億ユーロ(約1,281億円)のグリーンボンドの発行を完了したと発表した。ウクライナ戦争の進行により欧州の社債市場が混乱し、過去数週間にわたり債券の発行が事実上停止していたが、今回の募集は強い需要に応えた。

今回の募集は3倍を超える応募があり、30億ユーロ(約3,845億円)を超える需要があった。満期は10年で、クーポンは1.375%に設定。Iberdrolaは調達資金をフランスのセント・ブリューク洋上風力発電所およびドイツのバルティック・イーグル洋上風力発電所における、 Iberdrola の再生可能エネルギー洋上風力発電設備への投資の一部に充てると述べている。

今回の募集は、Iberdrolaが昨年発表した2025年までにグリーン・サステナブル商品の比率が63%になるとの見通しに基づくものである。Iberdrolaは、Bank of America、Citibank、BNP、HSBC、BBVA、Santander、住友、Intesa San Paolo、INGを含む9行のグループが今回の調達に参加したと発表した。

【参照ページ】
(原文)Iberdrola reopens the fixed income Euromarket with a €1 billion green bond issue
(日本語訳)Iberdrola、1,280億円超のグリーンボンド発行を完了

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る