イギリス政府、ロンドン空域の再編に5.7億円の追加予算を設定。年間約60万トンのCO2削減へ

イギリス政府、ロンドン空域の再編に5.7億円の追加予算を設定。年間約60万トンのCO2削減へ

イギリス政府は1月21日、ロンドン空域の再設計に対して370万ポンド(約5.7億円)の予算を追加すると発表した。この空域再編計画は、ネット・ゼロ到達の取り組みの一環として、飛行遅延、空港の移動時間、航空排出量削減を目的に昨年すでに550万ポンド(約8.7億円)の政府予算が割り当てられていた。

英国の空域は70年前に設計されて以来ほとんど開発されておらず、複雑な飛行経路のネットワークで構成されている。近年、民間航空機、民間航空機、軍用機、ドローンなどの空域に対する需要が急増しており、飛行遅延、騒音、汚染の増加につながっている。

空域を再設計することで、航空機はより直接的で正確なルートを飛行できるようになり、遅延が減少する。初期の分析によると、再設計により年間約60万トンのCO2を削減できるという。

【参照ページ】
(原文)Government commits funding to build back better and greener in our skies
(日本語訳)イギリス政府、ロンドン空港飛行ルート再設計に5.7億円予算追加

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る