アサヒグループ、気候変動に関する目標値を上方修正。脱炭素に向けて500億円以上を投資

アサヒグループ、目標値を再上方修正。脱炭素に向けて500億円以上投資

アサヒグループホールディングスは1月21日、気候変動に関する中長期目標「アサヒカーボンゼロ」の目標値を上方修正すると発表した。また、PETボトルの環境配慮素材への切り替えについて新たな目標を設定した。

同社は2050年CO2排出量ゼロの目標に向けて環境目標の上方修正を行い、2030年のScope1・2における目標値を現在の50%削減(2019年比)から70%削減(2019年比)とした。これは2020年12月に同目標値を30%削減(2015年比)から50%削減(2019年比)に上方修正したことに続き、二度目の上方修正となる。

また、容器包装に関する新目標として「2030年までにPETボトルを100%環境配慮素材に切り替える」ことを設定した。

国内では、ケミカルリサイクルにより再生された樹脂を100%使用した大型PETボトルを2022年4月から生産開始予定。また、海外ではアサヒビバレッジズ社が異業種と協業して建設したリサイクルPETボトル原料製造工場が2022年2月に稼働予定だ。

【参照ページ】「アサヒグループ環境ビジョン2050」の推進

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る