12月2日、European Leveraged Finance Association (ELFA) とLoan Market Association (LMA)は、会員を代表する共同アウトリーチ活動を経て、シンジケートローン市場におけるESGの透明性向上とグリーンウォッシュ対策に向けた「条件提示の完全性に関するベストプラクティスガイド」の更新版を発表した。
LMAとELFAは、投資家へのアンケート調査を経て、2020年11月に最初のタームシート・ガイダンスを発表したが、両団体はチェックリストを更新してESG条項を含めることとした。今回の更新は、2021年第3四半期に行われた更なる投資家調査、及び、タームシート段階で盛り込むべき重要なESG条項を決定するための追加ワーキンググループでの協議を受けたものだ。ELFAとLMAのチェックリストは、その意見を反映し、ESG条項に関するより多くの情報フローを促進するために更新された。
主な更新点は、借り手の持続可能性パフォーマンスとリンクした場合のマージンラチェットに関する詳細な情報、ESG報告に関する情報の記載推奨、KPIと持続可能性パフォーマンス目標(SPT)に関するさらなる完全性などだ。
【参照ページ】
(原文)LMA and ELFA Release Updated Best Practice Guide for Term Sheet Completeness Focusing on ESG Provisions
(日本語訳)LMA・ELFA、ESG条項を中心としたタームシートの完全性に関するベストプラクティスガイドを更新