
2月10日、 国土交通省は、都市緑地法に基づく「TSUNAG認定」がGRESB(グローバル不動産サステナビリティベンチマーク)およびTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)のガイドラインと連携したと発表した。これにより、TSUNAG認定の取得が企業の国際的なESG評価向上に寄与することとなる。
TSUNAG認定とは
TSUNAG認定は、企業による良質な緑地確保の取り組みを評価・認定する制度であり、気候変動対策、生物多様性の確保、ウェルビーイング向上といった観点から国土交通大臣が認定を行う。
GRESBおよびTNFDとの関連
(1)GRESBとの連携
GRESBは、不動産企業のESG取り組みを評価する国際基準であり、TSUNAG認定が「グリーンビル認証」の一つとして承認された。企業がTSUNAG認定を取得することで、GRESBスコアの向上が期待できる。
(2)TNFDガイドラインへの位置付け
TNFDは自然関連リスクを財務情報に統合する国際的枠組みであり、TSUNAG認定が同ガイドラインに沿った取り組みとして認められた。これにより、企業は認定取得を通じたESG情報の開示を行うことが可能になる。
今後の予定
2024年度のTSUNAG認定は、3月18日に公表予定で、4月25日に認定式を開催する。2025年度の申請期間は4月1日~4月30日までとし、詳細は後日発表される。
【参照ページ】
(原文)緑の認定制度「TSUNAG認定」、グローバル基準と連携!
~TSUNAG認定がGRESBとTNFDガイドラインに関連付けられました~