花王、使用済み化粧品ボトルの水平リサイクルの容器による商品化

5月28日、花王は、”使用済み化粧品プラスチックボトルからなるケミカルリサイクルPET(ポリエチレンテレフタレート)素材”を容器の一部に使用し商品化すると発表した。この商品は、国内のイオン・イオンスタイルの146店舗で数量限定で販売される。

今回の取り組みでは、JEPLAN社が開発したケミカルリサイクル技術を採用している。これにより、従来はリサイクルが困難だった着色や加飾の施された化粧品ボトル容器を原料とし、新たな化粧品容器を再生することが実現した。花王は、回収した使用済み化粧品プラスチックボトルを用いて再生素材を製造し、化粧品ボトル容器に再利用することで、化粧品プラスチックボトルの水平リサイクルを目指している。

本発表では、2022年に消費者から回収された使用済み化粧品プラスチックボトルをケミカルリサイクルし、花王グループのカネボウ化粧品が展開する「トワニー ローションⅡt (レフィル)」のボトル容器の素材の一部として商品化が実現したとしている。花王は今後、回収スキームの構築と再生生産規模の拡大を目指している。

【参照ページ】
花王、水平リサイクルによる化粧品ボトルの再生・商品化を実現

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-11-29

    ISO、ESG分野の国際ガイダンス「ISO ESG Implementation Principles」を発表

    11月14日、ISO(国際標準化機構)はCOP29で、ESG分野における複雑な課題への対応を支援す…
  2. COP29で何が決まった?カーボンクレジットや途上国支援の基金についてポイント解説

    2024-11-28

    COP29で何が決まった?カーボンクレジットや途上国支援の基金についてポイント解説

    気候変動への対応は、企業にとって避けられない課題である。特にカーボンクレジット市場や途上国支援に関…
  3. 2024-11-25

    <発表>お役立ち資料ダウンロードランキング2024

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。今年までに最もダ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る