環境省、グリーンファイナンスモデル創出事業のモデル事例を公募

 環境省は7月6日、特に環境面においてモデル性を有すると考えられるサステナビリティ・リンク・ローン、サステナビリティ・リンク・ボンド、インパクトファイナンスのモデル事例の公募を発表した。

公募の背景について環境省は、

  • 近年国際的には企業等の借り手が野心的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を達成することを奨励するローンである「サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)」や、SLL と同様のフレームワークによる「サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)」が活発になってきていること
  • また、金融機関・投資家が環境・社会・経済へのインパクトを明確な意図を持って追求する「インパクトファイナンス」の取組が様々なイニシアティブによって進められていること

を挙げ、2021 年4月に菅義偉首相が表明した 2050 年までのカーボンニュートラルの実現に向け民間資金を大量に導入していく必要がある中で、日本における SLL、SLB、インパクトファイナンスの普及は海外と比べ、十分とはいえないとしている。

【参照ページ】令和3年度グリーンファイナンスモデル事例創出事業に係るモデル事例の募集について

関連記事

サスティナビリティ情報開示の潮流へのリンク

ピックアップ記事

  1. 2023-11-29

    三井物産とJOGMEC出資のArctic2、米政府の経済制裁対象者に指定

    11月3日、三井物産は、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と共同出資するオランダ法人Ja…
  2. 2023-11-29

    トヨタと大林組、CFRP端材をコンクリート材に再生利用

    11月9日、トヨタ自動車と大林組は、トヨタ自動車の共燃料電池車「MIRAI」の水素タンクに使用して…
  3. 2023-11-29

    経産省、海底熱水鉱床開発の第2回総合評価を公表

    11月8日、経済産業省及びドイツのエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、海底熱水鉱床開発…

アーカイブ

ページ上部へ戻る