4月15日から18日まで 北太平洋漁業委員会(NPFC)の第8回年次会合が大阪市で開催された。
当会合ではサンマの資源管理の話題として、資源水準に応じて総漁獲可能量(TAC)を算出する漁獲管理規則が合意された。同規則では直近の資源水準からTACが算出されるが、毎年のTACの変動の幅は対前年度比10%までとされている。この規則により、2024年の公海におけるTACは昨年の年次会合で合意した15万トンから13.5万トンに削減され、分布域全体の年間漁獲量は、25万トンから22.5万トン以内に抑制されることとなった。
また、マサバの資源管理に関しても、公海における漁獲量を10万トンに制限する措置が合意された。
さらに、天皇海山海域での底魚漁業について、海洋生態系保護のため、禁漁期間の拡大など、措置が強化された。天皇海山の一部海域における底びき網漁業の禁止等についても議論され、今後継続して審議していくこととなった。
【参照ページ】
(原文)「北太平洋漁業委員会(NPFC)第8回年次会合」の結果について