Allbirds、製品の平均カーボンフットプリント12%削減を実現
- 2022/11/17
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- ESG, カーボンフットプリント, サステナビリティレポート, 再生可能エネルギー
11月2日、Allbirdsは2021年度版のサステナビリティレポートを公開し、2020年からの一年間で、製品の平均カーボンフットプリント12%削減を達成したことを発表した。Allbirdsは2030年までに製品の平均カーボンフットプリントをほぼ「ゼロ」にするという目標を表明している。この進歩には、Allbirdsが採用している再生型農業、再生可能な素材、環境的責任のあるエネルギーなどの画期的な取り組みが寄与している。
本レポートは、10月28日(金)より、Allbirdsの国内全店舗で配布している。
カーボンフットプリント12%削減達成に貢献した2021年の主な取り組みとして以下が挙げられる。
▼ Tree Dasher 2の開発
Allbirdsの継続的改善の精神に基づき、ブランド初のランニングシューズである「Tree Dasher」を刷新。初期モデルに比べて21%軽いミッドソールを導入し、不必要な部品を取り除くことで、カーボンフットプリントを5%削減した。
▼ 再生可能エネルギー
米国とベトナムの製造拠点で使用する電力は100%再生可能エネルギーを利用。また、世界中の製造パートナーが自社工場に太陽光発電を設置することに取り組んでいる。
▼ ZQRx フレームワーク
再生可能ウール使用の道を切り開くため、ニュージーランドメリノと言ったサプライチェーンパートナーや業界をリードするブランドと提携したZQRxフレームワークを立ち上げた。現在約500の生産者が参加しているこの取り組みは、自然と共生し、人、動物、環境にかかる負荷を継続的に改善することを目標としている。
▼ 海上輸送
世界的に厳しい物流環境の中、2020年に80%だった海上輸送を2021年には84%に引き上げることに成功した。海上輸送は航空輸送に比べて二酸化炭素排出量が著しく少ないため、サプライチェーンにおいて欠かすことのできない重要な取り組みとなった。
また、Allbirdsは2022年においても既にいくつかの重要なブレークスルーを達成している。
▼ 再生型農業のウール
Allbirdsは2025年までに、再生型農業によって生産されたウールを100%使用することを目指している。2022年のホリデーシーズンには、再生可能ウールを使用した製品のコレクションをデビューさせる計画がある。
▼ 新たな低カーボン素材
2022年9月にプラントレザーという新しい天然素材を使用したシューズ「Plant Pacer」を米国にて発売し、日本では2023年の発売を予定している。プラントレザーはNFW社との共同開発で生まれた、従来の革素材の代替となるサステナブルな素材で、シューズでは初めての導入となる。プラントレザーは現存する他のレザー風素材とは異なり、100%ヴィーガン素材である。主にゴムや植物性オイル、米もみ殻や柑橘類の皮などの農業副産物から作られており、石油由来素材を一切使用していない。
▼ フットウエアの梱包
フットウェアのパッケージングシステムを再設計し、大幅な軽量化とカーボンフットプリントの削減を図っている。
【参照ページ】
Allbirdsはカーボンフットプリント「ゼロ」を目指します。製品の平均カーボンフットプリントを12%削減することに成功