サントリー食品インターナショナル、2030年までに「ウォーターポジティブ」を目指す

12月12日、サントリーホールディングス傘下のサントリー食品インターナショナルは、水のサステナビリティ活動方針を発表した。

同社の目標は、2030年までに自社工場の半数以上で、水源涵養活動により使用する水の100%以上をそれぞれの水源に還元する「ウォーターポジティブ」を達成することである。この活動方針は、国内での消費者啓発と海外での水のサステナビリティ活動の2つの柱から成り立っている。

消費者啓発

  • 2024年春以降、サントリー天然水2Lおよび550mlペットボトルのパッケージデザインをリニューアルし、製品を通じて「ウォーターポジティブ」の理念をわかりやすく伝える。
  • 工場見学や店頭ワークショップなどを通じた啓発活動の改善。
  • 新しい「ウォーターポジティブ」CMも展開。

海外での活動

  • 海外の生産拠点を中心に、「水のサステナビリティ」活動を強化。
  • 各拠点の特定に合わせた水源涵養活動や水消費効率の向上などを実施。
  • 国内で2004年から開始された水教育(水育)を海外に拡大。ベトナムを皮切りにタイ、インドネシア、フランス、中国、スペインに展開。2023年にはイギリス、ニュージーランドでも新たな活動が始まっている。

【参照ページ】
ウォーター・ポジティブ実現に向けたサントリー食品インターナショナル(株)水のサステナビリティ活動方針

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る