三菱ケミカル、循環型社会の実現に向けて植物由来の透湿性フィルムを発売

8月2日、三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:和賀 昌之)は、植物由来原料を用いた透湿性フィルム《Green KTF™》の販売を開始したと発表した。

《KTF®》は、水蒸気より大きく水滴よりも小さい孔径を有することにより、湿気は通すが水は通さない性質をもち、主に紙おむつをはじめとする衛生材料のバックシートや高機能防護服の基材等に使用されている。

《Green KTF™》は、従来の《KTF®》と同等の性能を有しながら、植物由来ポリエチレンを原料に用いることで、製造時のCO2の排出量を約30%削減した。もう一つの主原料である炭酸カルシウムも含め、約9割が天然物由来のため、環境負荷を低減させた新製品となる。

同社は三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる中長期経営基本戦略「KAITEKI Vision 30」のもと、サーキュラーエコノミー実現に向け、バイオマスプラスチック製品の拡充を進めている。

【参照ページ】植物由来の透湿性フィルムの発売について~循環型社会の実現に貢献~

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-15

    ESRS開示項目66%削減案へEFRAGが草案公表。ダブルマテリアリティ評価も負担軽減

    7月、欧州のサステナビリティ報告基準を策定する欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、欧州サステ…
  2. ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025-7-11

    ISSB×SASBスタンダード改訂:実務対応の整理とステップガイド

    2025年7月に公表されたSASBスタンダードの改訂案は、IFRS S2の産業別ガイダンスと連動す…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る