SMBC、サーキュラー・プラスチックス・ソリューションズ・ファンドに約14億円を出資
5月29日、サーキュラー・エコノミーに特化した投資家であるClosed Loop Partnersは、米国とカナダにおけるプラスチックの削減、再利用、リサイクルのためのイノベーションとインフラを支援することを目的として、日本の金融機関である三井住友銀行(SMBC)からClosed Loop Circular Plastics Fundに1,000万ドル(約14億円)の出資を行うことを発表した。
2021年5月に立ち上げられた本ファンドは、拡張性のあるリサイクル技術、設備のアップグレード、インフラストラクチャーソリューションなど、循環型プラスチックソリューションへの投資を目的として設定された。本ファンドは、硬質および軟質ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)プラスチックの回収とリサイクルを進めることに重点を置いており、より多くの材料を循環させ、リサイクル材料に対する業界の需要を確実に満たすために追加投資が必要となる。
Closed Loop Partnersは設立当初、ファンドの耐用年数中に5億ポンド(約870億円)以上のプラスチックをリサイクルすることを目標に掲げていた。
SMBCは、Dow、LyondellBasell、NOVA Chemicals、Charter Next Generation、Chevron Phillips Chemical、SK geo centric Co.、SEEなどの投資家に加わり、プラスチックのよりサーキュラー・エコノミーへの移行を目指す。
ファンドは発足以来、AI廃棄物分析プラットフォームGreyparrotへの投資、リサイクル企業Myplas USAへの融資でミネソタ州に17万平方フィートのプラスチックフィルムリサイクル工場の建設を促進、リサイクル・再利用企業Circular Servicesへの株式投資など、さまざまな民間・公共プロジェクトに融資している。
【参照ページ】
米国サーキュラーエコノミーファンド Closed Loop Circular Plastics Fundへの出資について