【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対し、「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」の選定を依頼し、その結果を発表した。

今回、18の運用機関が協力し、78社が「優れた統合報告書」、93社が「改善度の高い統合報告書」に選ばれた。特に、大型企業が「優れた統合報告書」に選ばれる傾向が続き、中小企業が「改善度の高い統合報告書」に多く含まれた。

「優れた統合報告書」として、伊藤忠商事(8機関から選定)、野村総合研究所(7機関から選定)、日立製作所(7機関から選定)、ソニーグループ(6機関から選定)などが選定された。また、「改善度の高い統合報告書」では、三菱UFJフィナンシャル・グループが評価を受けた。

運用機関からは「価値創造の明確化」「ESG情報の開示強化」「投資家との対話の充実」が求められており、企業の情報開示の質向上が期待される。

【参照ページ】
(原文)GPIF の国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…
  3. 2025-7-8

    欧州198団体がサステナブルファイナンス規制の骨格維持を要請

    7月1日、欧州持続可能投資フォーラム(Eurosif)を含む198の投資家・企業団体は、EUのサス…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る