3月2日、ヤマハ発動機は、アルミニウム地金の調達先と「グリーンアルミニウム原材料の調達に関する契約」に合意した。今回の合意を基に、2023年2月より、二輪車用アルミ部品の原材料として「グリーンアルミニウム」の採用を開始し、順次、適用範囲を拡大していく。
「グリーンアルミニウム」は、CO₂の排出量が少ない再生可能エネルギーを用いて製錬されたアルミ材である。同社ではこれまでもリサイクルアルミ材の活用を積極的に推進しており、現在、その比率は約8割まで高まっている。「グリーンアルミニウム」の採用は、リサイクル材に置き換えられないアルミ材を補完するものとなる。大型二輪車製品や競技用モデルの部品の一部から採用を開始し、今後は供給量に応じて適用モデルを拡大していく計画だ。
同社では、2050年までにサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現を目指して、100%サステナブル材への切り替え(2050年)を目標に、植物由来の樹脂素材の採用や環境リサイクルポリプロピレンの開発、国内外で製造する二輪車製品等への原材料のグリーン材採用やリサイクル材の拡大等を推進している。
【参照ページ】
国内二輪車初※1 「グリーンアルミニウム」 を採用~原材料のカーボンニュートラルを目指して、低CO₂製錬のアルミ材を順次適用~