フランス政府、「アンチ・フードロス」マークを発表

3月1日、フランス・エコロジー移行・地域結束省、農業・食料主権省、フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)、フランス規格協会(AFNOR)は、国定の「アンチ・フードロス」マークを発表した。

フランス政府は、2025年までに食品流通の廃棄物を2015年比で50%削減することを目標としている。流通関係者は、詳細な条件に従って、3日から国家ラベル「反食品廃棄物」を取得できる。1つ星から3つ星まで授与されるラベルの権利を得るために、小売ブランドは仕様を満たす必要がある。

この区別は、貧しい人々を支援する団体への寄付、賞味期限が近づいた製品を識別するためのロジスティクス、顧客へのプロモーション(低価格化、廃棄防止バスケットなど)など、使用する手段にもよる。また、スタッフのトレーニングや第三者による管理運営も考慮される。ラベルの授与は、国が承認した独立した認証機関によって行われる。

本マークの創設は、2020年12月の政令で発表された。第2弾は2024年前半までに予定されている。

【参照ページ】
(原文)Bérangère Couillard dévoile le « label national anti-gaspillage alimentaire 
(日本語参考訳)ベランジェール・クイヤール、「国産食品廃棄物対策ラベル」を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る