10月14日、脱炭素に向けて世界的な気運が本格的に高まるなか、神戸港は、カリフォルニア州・ロングビーチ港との間で、港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結した。
神戸港は、世界から選ばれる港を目指して、「カーボンニュートラルポート(CNP)」の形成をはじめ、「環境」の視点という新たな付加価値の創出を目標に、世界初の液化水素サプライチェーン構築の実証実験など、環境に配慮した港湾機能の高度化に向けて取り組んできた。
また、ロングビーチ港は、世界に先駆けて、係留中船舶のCO2削減を目的とした船舶への陸上電源供給設備が整備されているほか、2030年までに、港内の全ての荷役機器のゼロエミッション化を目標とするなど、環境保全と経済的成長の両立を目指している革新的な港である。
本連携協定は、神戸港とロングビーチ港の両港が、水素の利活用等、脱炭素化を共通目標として、港湾のハード整備や港湾オペレーションの高度化等に関して相互協力・情報共有していく内容となっている。
神戸港とロングビーチ港は本協定締結をきっかけに、先進的な取り組みを世界に発信していくという。