神戸港と米国・ロングビーチ港 脱炭素化に向けた連携協定を締結

 

10月14日、脱炭素に向けて世界的な気運が本格的に高まるなか、神戸港は、カリフォルニア州・ロングビーチ港との間で、港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結した。

神戸港は、世界から選ばれる港を目指して、「カーボンニュートラルポート(CNP)」の形成をはじめ、「環境」の視点という新たな付加価値の創出を目標に、世界初の液化水素サプライチェーン構築の実証実験など、環境に配慮した港湾機能の高度化に向けて取り組んできた。

また、ロングビーチ港は、世界に先駆けて、係留中船舶のCO2削減を目的とした船舶への陸上電源供給設備が整備されているほか、2030年までに、港内の全ての荷役機器のゼロエミッション化を目標とするなど、環境保全と経済的成長の両立を目指している革新的な港である。

本連携協定は、神戸港とロングビーチ港の両港が、水素の利活用等、脱炭素化を共通目標として、港湾のハード整備や港湾オペレーションの高度化等に関して相互協力・情報共有していく内容となっている。

神戸港とロングビーチ港は本協定締結をきっかけに、先進的な取り組みを世界に発信していくという。

【参照ページ】
米国・ロングビーチ港と港湾の脱炭素化に向けた連携協定(MOU)を締結しました

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-2-7

    EUタクソノミーの簡素化を提言――企業の報告負担削減へ

    2月5日、EUのサステナブルファイナンスに関するプラットフォーム(Platform on Sust…
  2. 2025-2-6

    Schroders、FCAの持続可能性開示要件(SDR)全4種のラベルを採用へ

    1月27日、Schrodersは、英国金融行動監視機構(FCA)のサステナビリティ情報開示要件(S…
  3. 2025-2-5

    テキサス州検事総長ら、米国主要金融機関に対しESGの取り組みについて警告を発表

    1月23日、テキサス州の検事総長であるKen Paxton氏と10州の検事総長は、BlackRoc…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る