10月3日、全日本空輸株式会社(ANA)は10月5日の羽田-サンフランシスコの定期便より「ANA Green Jet」の運航を開始すると発表した。
本特別塗装機はサステナブルな素材を使用した機内サービス品の活用や、CO2排出抑制を目的とした運航オペレーション等、様々な施策を展開していくという。また、その施策評価に基づいて今後の展開を決定する。現在合計2機の運航を予定しており、1機目は、10月5日の羽田-サンフランシスコ路線の定期便より運航を開始し、2機目は11月に国内線に投入する予定だという。
本特別塗装機では、CO2排出量削減に向け、第一弾の施策としては「サメ肌効果」が期待されるリブレット技術を、株式会社ニコンの技術協力のもと新たに導入する。機内サービスでは、東レ株式会社と青森県初のベンチャー企業appcycle株式会社がそれぞれ開発したヴィ―ガンレザーを使用したヘッドレストカバーを導入する。また、SDGsに貢献するため、東レ株式会社が開発した100%植物由来PET1やリサイクルPETを原料の一部に使用したUltrasuede® nu2 最新開発品を使用したことに加え、appcycle株式会社のヘッドレストカバーには青森県産のりんごで作ったジュースの搾りかすを使用することで地域創生への貢献も目指す。
ANAグループは、航空貨物用プラスチックフィルム等のリサイクルにおいて双日プラネット株式会社を連携し、日本の航空会社として初めて資源循環型スキームを立ち上げた。ANAグループは今後、使用済みの航空貨物用プラスチックフィルム等の素材や品質を検証し、再びANAで使用するプラスチック製品として再利用するスキームの構築を目指す。
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ANA Green Jet始動!