環境省、地球温暖化によって台風災害の影響増加と分析

環境省、地球温暖化によって台風災害の影響増加と分析

環境省では、地球温暖化が進行した世界で同様の気象現象が発生した場合どのような影響がもたらされるか評価する事業を実施している。

7月2日の事業の中間報告では、世界平均気温が工業化以前(18世紀半ば頃)より2℃上昇(積極的な緩和策により将来の温暖化をかなりの程度抑制した場合)すると仮定した場合と、4℃上昇(現状を超える緩和策が行われず、温暖化の抑制ができなかった場合)すると仮定した場合についてパーコンピュータを用いたシミュレーションを実施した結果が発表された。

このシミュレーションの結果、地球温暖化が進行した世界では台風がより発達し、令和元年東日本台風通過時には氾濫を防ぐことができた河川での氾濫のリスク、沿岸や河川の河口付近での高潮による浸水リスクが高まることが示さた。

【参照ページ】気候変動による災害激甚化に関する影響評価(中間報告)について

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-5

    パナソニック、EV普及時代に向けたエネルギーマネジメント実証実験を開始

    8月22日、パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下「パナソニック」)は、大阪ガスマーケ…
  2. 2024-9-5

    SBTi、建築セクター向けに1.5℃シナリオに整合する脱炭素化フレームワークを発表

    8月28日、SBTi(Science Based Targets initiative)は、建築セ…
  3. 2024-9-2

    企業が持続可能性を推進するためのデータとAIの役割が浮き彫りに

    8月28日、キャップジェミニ・リサーチ・インスティテュートが発表した最新レポート「Data-Pow…
ページ上部へ戻る